東京に歴史を求めて歩いて行くと、浅草あたりで出くわすのが「添田啞蟬坊」の名前と演歌師という今では聞きなれない肩書きでした。それを芸能として今に伝えている歌い手に岡大介さんがいます。岡さんの歌声を聞いてしまいますと、むかしの東京の片隅にいた庶民の暮らしの悲哀を想像してしまうのが不思議。
岡大介さんの新譜『かんからそんぐⅣ 添田啞蟬坊生誕百五十年記念』発売のお知らせが届きました。添田啞蟬坊のいた東京と、いまの東京とを結ぶ歌声を期待します。
詳しくは以下を。(転載)
●岡大介【かんからそんぐⅣ】
★添田啞蟬坊生誕百五十年記念★
~カンカラ三線ひきがたり~
(オフノート/AUR-28)
価格:2000円(税別)
1、「金々節」(大正14年/1925年)
詞曲:添田啞蟬坊、後藤紫雲
2、「民権かぞえ歌」(明治5年/1872年)
詞:植木枝盛、岡大介 曲:不詳
3、「オッペケペー節」(明治22年/1889年)
詞:若宮万次郎、岡大介 曲:川上音二郎
4、「大磯演歌・磯自慢」(令和4年/2022年)
詞:磯人昇、岡大介 曲:岡大介
5、「拳骨節」(明治25年/1892年)
詞:添田啞蟬坊、岡大介 曲:添田啞蟬坊
6、「ああわからない」(明治39年/1906年)
詞:添田啞蟬坊、岡大介 曲:添田啞蟬坊
7、「むらさき節」(明治43年/1910年)
詞:添田啞蟬坊、岡大介 曲:添田啞蟬坊
8、「新馬鹿の唄/ハテナソング」(大正9年/1920年)
詞:添田啞蟬坊、山路赤春、岡大介 曲:不詳
9、「缶空節」(令和4年/2022年)
詞曲:岡大介
10、「ピエロの唄」(大正11年/1922年)
詞:松崎ただし 曲:鳥取春陽
11、「生活戦線異常あり」(昭和5年/1930年)
詞:添田啞蟬坊、岡大介 曲:佐々木すぐる
12、「恋を知る頃嫁ぐ頃」(大正12年/1923年)
詞:添田啞蟬坊 曲:添田知道
13、「東京節」(大正7年/1918年)
詞:添田知道、岡大介 曲:不詳
14、「呑んだ節」(令和3年/2021年)
詞曲:岡大介
◆楽士:岡大介(歌、カンカラ三線、太鼓、鉦)
◆客演:小林寛明(ラッパ二胡)、紺野将敬(チンドン)、堀込美穂(アコーディオン)
※「呑んだ節」のみ
◆監督:岡大介
◆解説:木村聖哉、岡大介
◆美術:青木隼人(デザイン)、岡大介(絵)
◆技師:石崎信郎
【 日本の「演歌」とは何か。美空ひばり?北島三郎?「演歌」の元祖は庶民の叫びを歌い続けた添田啞蟬坊。外国曲ばかりに影響される音楽プロデューサーやミュージシャンが増え続ける中、令和の今も「演歌」の魂を沖縄の叫びから生まれたカンカラ三線 一本歌い継ぐ!】
【購入方法】
★CDショップ:2000円+税
★通販:メタカンパニー こちら
岡大介公式ブログ こちら