寿町にとどまらず、日本社会の底辺が抱えてきた課題を解明するとともに、将来に向けての根本的な解決の道筋を示す。
書評掲載 図書新聞2023年6月10日付 山本薫子氏評「執筆者たち自身が見、経験してきた寿町 戦後の都市史、社会運動史、そして地域史としての意義も有する書」
下巻目次
第5章
バブル経済の崩壊と地域運動転換期(1992年~1999年)
第1節 新自由主義とグローバリズム
第2節 バブル崩壊後の寿町
第3節 横浜市における寿地区援護対策事業の推移
第4節 寿支援者交流会の結成
第5節 寿のアルコール問題と寿アルクの設立
第6節 寿医療班の活動
第7節 高齢者ふれあいホーム
第6章
格差社会の進行と第二期地域活動発展期(2000年~2016年)
第1節 「日雇労働者の街」の変貌
第2節 寿町と制度利用以前の諸問題
第3節 寿地区の高齢化と急増する介護事業所
第4節 NPO「さなぎ達」の設立
第5節 横浜市全域に広がる貧困ビジネス
第6節 「はまかぜ」開所と寿福祉プラザ
第7節 地区住民の変化と寿町勤労者福祉協会事業の改変
第8節 「ボートピア」開館と環境整備事業
第9節 ことぶきゆめ(地域福祉保健計画推進)会議
第7章
寿町健康福祉交流センターとコロナパンデミック(2017年~2022年)
第1節 寿町総合労働福祉会館から寿町健康福祉交流センターへ …201
第2節 コロナ禍で命を守る、地域活動のプラットフォーム
終 章
いのち輝き、子どもを産み育てられるまちへ
第1節 寿の現在を生きる女たち
第2節 いのち輝き、子どもを産み育てられるまちへ
あとがき
執筆者紹介
横浜寿町の歴史年表(1945年~2021年)
寿歴史研究会会員
編著者紹介 寿歴史研究会 外部リンク「横浜市ことぶき協働スペース」へ
2023年2月7日(書店発売)
横浜寿町~地域活動の社会史(下巻)
寿歴史研究会編著
定価=本体2600円+税 ISBN978-4-7845-1760-2 A5判並製312頁
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