|刊行情報| 消してはならない歴史と「連帯の未来像」  日韓記者・市民セミナー ブックレット13

第Ⅰ講 民族的連帯から見るインターナショナリズム ―中野重治の朝鮮認識を手がかりに
講師・廣瀬陽一  大阪公立大学客員研究員

第Ⅱ講 キムはなぜ裁かれたのか ―BC級戦争裁判
講師・内海愛子  「同進会」を応援する会代表

第Ⅲ講 時務の研究者「姜徳相」 ―関東大震災時の朝鮮人虐殺研究 その思い
講師・山本すみ子  姜徳相聞き書き刊行委員会

*中野重治の朝鮮認識を研究する講師は次のように指摘する。「新たな連帯の端緒というのは、日本人が自発的に「被圧迫民族」の位置に登っていくこと、言い換えれば「圧迫民族」への権力意志を自発的に断念することにある。 ──これが、中野の朝鮮認識の一つの到達点ではないか」。日本と韓国・朝鮮の間には、未だ超えることができず、そして消してはならない歴史がある。国境を超えたインターナショナリズム、その連帯の未来像はどのようなものなのか? 関東大震災・朝鮮人虐殺から百年の今年、友好と信頼への道を考えさせる講演録。


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2023年9月11日刊
消してはならない歴史と「連帯の未来像」
日韓記者・市民セミナー ブックレット13
裵哲恩/編 廣瀬陽一、内海愛子、山本すみ子/著
定価=本体900円+税 ISBN978-4-7845-1165-5 A5判ブックレット112頁

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