「在日コリアンっていったい何かということは、今でも私にはよくわからない。日本人でもないし、韓国人でもない。その狭間で生きている人たち。それぞれが自分のアイデンティティを大切に持って生きている人たち」──在日コリアン研究四〇年の講師の言葉である。日本社会の内なる国際化はこの多様性を大切にするかどうかで決まり、今はその分岐点にあるという。三世が語るように、世代を重ねるごとに在日の自意識も変わっていく。さらに法制度の観点から、根強く続く差別とヘイトを克服するための道筋を考える。
第Ⅰ講 講師・朴一
在日コリアン研究四〇年
第Ⅱ講 講師・姜龍一
旧世代とは一味違う在日三世の生き方
第Ⅲ講 講師・金展克
反ヘイトのロードマップを考えるために
*編集・発行人 裵哲恩 KJプロジェクト代表
日韓記者・市民セミナー KJ TV
2024年3月5日刊
日本人でなくコリアンでもなく 「在日」の自意識と反ヘイト
日韓記者・市民セミナー ブックレット15
裵哲恩/編 朴一、姜龍一、金展克/著
定価=本体900円+税 ISBN978-4-7845-1180-8 A5判ブックレット104頁
購入サイト(外部リンク)