【AI・人間論に向き合い、学びと生き方のリフォームを提案】
人間とは何か。学びのあり方、人間的な生き方とは何か。AIの進化は、私たちに鋭く深く問いかける。本テーマに、俯瞰的(AI・倫理編)、等身大(生活・学び編)の両視点からアプローチする。本質と課題を明らかにし、学びと生き方のリフォームを提案する。
目次
序 章 AI が問う人間的な生き方と創造性
第Ⅰ部 AI 時代の人間・労働・経営 ―「AI・倫理」編
第1 章 人工知能(AI)の進化が問う人間・労働・社会 -不確実性の時代と経営への視座-
補論1 AI の進化をめぐる期待と懸念
第2章 情報化社会、精神代謝労働論への視座 ―物質と精神、自然と社会の統合的把握に向けて―
第3章 AI 時代の伝統工芸と知的職人
第4章 経営哲学の探求と創造 ―『サステナビリティの経営哲学』出版記念学長対談の視座―
第5章 中世・近代日本の謎に切り込むフリーメイソン論 ―山根幸三『フリーメイソンと日本』の書評を通して―
第6章 挑戦と思いやりが育んだ企業社会論の新地平 ―森岡孝二の到達点と課題―
補論2 2022 年度 労務理論学会特別賞の授賞とお礼
第Ⅱ部 学びと生き方のリフォーム ―「生活・学び」編
第7章 座り過ぎ生活を問い直す ―「立って読み書く」実践と思索をふまえて―
第8章 住まいのリフォーム物語 ―Quality of Life と「終活」への新たな視座―
第9章 学びあい育ちあいの理論と政策:「働学研」半世紀の挑戦と教訓をふまえて
補論3 コロナ禍の再挑戦3 年半の記録 ―2020 年6 月~ 2023 年12 月―
第10章 「働く人たちの論文作成・研究支援ガイド版」に向けて ―「働きつつ学び研究する」意義と展望―
第11章 学び直し社会の文化的創造
補論4 ライフワーク出版に至る「守・破・離」プロセスと「啐啄の機」
終 章 学びと生き方の協奏曲
著者紹介
十名 直喜(とな なおき)
1948 年5 月 兵庫県加西市生れ
1971 年3 月 京都大学経済学部 卒業
1971 年4 月 神戸製鋼所入社(1992 年1 月まで)
1992 年3 月 京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了
1992 年4 月 名古屋学院大学経済学部 助教授
1994 年5 月 京都大学博士(経済学)
1997 年4 月 名古屋学院大学経済学部および大学院経済経営研究科 教授
1999 年9 月 英国シェフィールド大学客員研究員(~ 2000 年8 月末)
2016 年4 月 名古屋学院大学現代社会学部および大学院経済経営研究科 教授
2019 年4 月 名古屋学院大学 名誉教授 特任教授(~ 20 年3 月)
2019 年10 月 SBI 大学院大学経営管理研究科 客員教授
単著書
『日本型フレキシビリティの構造』法律文化社、1993 年4 月
『日本型鉄鋼システム』同文舘、1996 年4 月
『鉄鋼生産システム』同文舘、1996 年9 月
『現代産業に生きる技』勁草書房、2008 年4 月
『ひと・まち・ものづくりの経済学』法律文化社、2012 年7 月
『現代産業論』水曜社、2017 年11 月
(中国語版)『現代産業論』程永帥訳、中国経済出版社、2018 年3 月
『企業不祥事と日本的経営』晃洋書房、2019 年2 月
『人生のロマンと挑戦』社会評論社、2020 年2 月
『サステナビリティの経営哲学』社会評論社、2022 年1 月
労務理論学会特別賞受賞(2023 年6 月)
2024年6月28日刊行予定
学びと生き方のリフォーム AI 時代の人間・労働・経営
十名直喜/著
定価=本体2400円+税 ISBN978-4-7845-2808-0 A5判並製348頁
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