小坂満隆/編 第3世代のサービスイノベーション研究会/著『第3世代のサービスイノベーション』が刊行になりました。まえがき、目次詳細をお伝えします。
編者 まえがき
21世紀に入り、世界的にサービスの重要性が認識されるようになってきた。特に、サービス・ドミナント・ロジックが発表されて以来、サービスは、関与者の価値共創であり、関連する様々なリソース統合によって実現されるとする捉え方が注目を集めている。そして、サービスは、既存のサービス産業だけでなく、製造業や情報産業など様々な産業で重要性が認識されるようになった。また、産業のみならず、地域社会や高齢化社会の課題解決に向けてサービス価値共創の考え方が応用されるようになり、様々な分野でサービスイノベーションが期待されている。
(中略)
情報技術の進展を考えると、現在はIoT(Internet of Things)やAI(Artificial intelligence)などが盛んに議論されている。これらの技術は、人と人がネットワークでつながれたインターネットとは本質的に異なる新たな機能を提供している。これらの新しい技術が、サービス・ドミナント・ロジックのような新たなサービス論理と結びついて、新たな分野で、第1世代、第2世代とは違った形の新しいサービスイノベーションを起こすと考えられている。これを、第3世代のサービスイノベーションと呼ぶことにする。
この第3世代のサービスイノベーションはどのようなものなのか?
これに対して、北陸先端科学技術大学院大学iMOST コースの小坂研究室の社会人学生と電気学会サービスイノベーション調査専門委員会のメンバが第3世代のサービスイノベーション研究会を構成し、サービスシステム、サービス価値、サービスへ応用できる新たな技術、新たなビジネスとそこにおけるリスク、サービスの共創、などのテーマに関して検討を行った。本書は、研究会メンバが第3世代のサービスイノベーションに対する検討を行った結果をまとめたものである。アイデアが主体で、十分な体系化や実証はこれからの課題であるが、サービスイノベーションの新しい方向性を考える方々に興味をもっていただければ、幸甚である。
小坂満隆
【本書概説】
サービス産業の発展とともに登場した第2世代のサービスイノベーション──それはインターネットの普及によって、さまざまな新しいサービスの提供として現実のものとなっている。
そして現在、IoT (Internet of Things) や AI (Artifi cial intelligence) などが盛んに議論されている。これらの技術は、人と人がネットワークでつながれたインターネットとは本質的に異なる新たな機能を提供している。
これらの新しい技術が、新たな分野で、第1世代、第2世代とは違った形の新しいサービスイノベーションを起こすと考えられている。第3世代のサービスイノベーションをどうデザインするのか。
北陸先端科学技術大学院大学の社会人学生と、電気学会サービスイノベーション調査専門委員会のメンバーによる共同研究。
【目次】
まえがき ・・・ 小坂満隆
1 第3世代のサービスイノベーション
1.1 情報技術はサービスを変革してきた
1.2 サービスイノベーションを3世代で捉える
1.3 第3世代のサービスイノベーションの3つの変革要因
1.4 第3世代のサービスイノベーションにおけるサービス価値創造 ―サービスシステムからのアプローチ
1.5 本書の構成
第1章著者
小坂満隆(こさか みちたか)1977年3月京都大学大学院工学研究科数理工学専攻修士課程修了。同年、(株)日立製作所システム開発研究所入所、同研究所所長、セキュリティ事業部長、等歴任後、北陸先端科学技術大学院大学に転出、知識科学研究科長歴任後、現在、知識科学系教授。システム工学、知識科学、サービスサイエンスの研究に従事、電気学会フェロー、計測自動制御学会フェロー、サービス学会理事他、学会活動に従事(工学博士)。
2 サービス理論の新しい展開
2.1 サービス価値
2.2 サービスアーキテクチャー
2.3 サービスの価値と持続性を高めるコミュニティの役割
2.4 サービスデザイン
2.5 サービス提供者内のシステム:フロントステージ・バックステージ
2.6 サービス評価
第2章著者
近藤 朗(こんどう あきら)千葉大学自然科学研究科環境科学専攻デザイン科学講座博士課程後期修了。現在、株式会社日立ドキュメントソリューションズにて、ビシネスコミュニケーションのコンサルティング業務に従事。専修大学非常勤講師、人間中心設計推進機構理事など学術活動にも従事。デザイン学会、ヒューマンインターフェイス学会、感性工学会、サービス学会、日本マーケティング学会会員。博士(学術)。
大西俊暢(おおにし としのぶ)1992年東北大学大学院工学研究科応用物理学専攻博士課程前期修了。同年、キヤノン株式会社入社。電子写真現像材、有機トランジスタのプロセスの研究開発、研究開発及び調達の企画に従事する。この間、28件の特許を取得。2010年北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士課程前期修了。現在、北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士課程後期課程在籍。
杉山大輔(すぎやま だいすけ)1985年早稲田大学法学部卒業。大手鐵鋼メーカー、IT子会社にて、管理会計・投資効果評価等計数管理全般を実施するほか、バランスト・スコアカード、経営管理/ITコンサルティングに従事。北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科、博士前期課程、博士後期課程修了。持続可能性を前提としたサービスサイエンスの研究を推進。サービス学会、研究技術計画学会、電気学会、BSCフォーラム他、学会等活動を実施。博士(知識科学)。
小川貴巨(おがわ たかお)2016年9月北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科修了、同年より博士後期課程在学。サービスにおける価値共創の形成過程や対話を研究。日本タンデム・コンピューターズ、日本ヒューレット・パッカード、サン・マイクロシステムズにてプロジェクトマネージャーとして金融システムを担当。現在外資系テレコム・データセンターサービス会社でマネージドサービスに従事。
鈴木雅彦(すずき まさひこ)東京工業大学総合理工学研究科システム科学専攻修了。現在JR東日本研究開発センターに所属。鉄道のメンテナンスに関わる技術開発を担当。2015年北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士前期課程修了、同博士後期課程在学中。電気学会会員。
山下智規(やました とものり)1984年山梨大学工学部精密機械工学科卒業。同年、富士通株式会社入社。CADシステムや大規模シミュレーション実行管理システムの開発に携わり、現在は開発マネジメントシステムを担当。2010年北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士前期課程修了、同博士後期課程在学中。情報処理学会、イノベーション学会会員。
3 サービス価値創造を変革する新しい情報技術
3.1 サービス価値創造における新しい情報技術の位置づけ
3.2 IoTとサービス
3.3 AIとサービス
3.4 ロボティックスとサービス
3.5 その他の先進技術とサービス
3.6 サービスを変革する新しい情報技術の応用検討
第3章著者
村本徹也(むらもと てつや)関西大学社会学部産業心理学専攻卒業。同年大手ICT企業入社。システムエンジニア、ナレッジマネジメントコンサルタントを経て、現場革新サービスの方法論開発を主導。2006年マギル大学経営学修士取得、北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士後期課程在籍。研究テーマは福祉サービスにおける価値と知識の共創。社会福祉法人ラルシュかなの家理事、ラルシュ・インターナショナル国際理事会メンバー。
佐藤美和子(さとう みわこ)横浜国立大学教育学部数学科卒業。日本電気株式会社勤務。住宅CAD ソフト、住宅SaaS開発等を経て、現在、NEC Industrial IoTプロダクト・サービス、協調型アウトソーシング企画開発に従事。北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士前期課程在籍。電気学会サービスイノベーション第 III期調査専門委員会委員、サービス学会第Ⅲ期理事。
成瀬 博(なるせ ひろし)1990年3月東京工科大学工学部情報工学科卒業。同年、日本電気株式会社に入社し、現在も勤務。2010年9月北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士前期課程 MOTコース修了。同年10月より博士後期課程先端知識科学コース小坂研究室在籍中。イノベーション学会、情報処理学会会員。
萬田大作(まんだ だいさく)1978年生まれ。コルク取締役CTO。ナビタイムジャパンで経路検索エンジンR&D、フューチャーでITコンサルタント、リクルートで新規事業開発Gマネージャーを経験後、2016年クリエイターのエージェント会社コルク参画。2017年北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士前期課程修了。Twitter:@daisakku
大塩和寛(おおしお かずひろ)大手自動車メーカー販売会社を経て OKIソフトウェアにて勤務、ソフトウェア開発及び新規事業推進業務に従事。北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士前期課程修了、同後期課程在籍。研究・イノベーション学会、サービス学会会員。
新村成彦(しんむら なるひこ)1990年東京水産大学(現東京海洋大学)水産学部食品生産科学科卒業。食品メーカー勤務。加工食品の研究開発業務を経て、現在は主に組織振興の企画・推進に従事。2016年北陸先端科学技術大学院大学知識研究科博士前期課程修了。修士論文テーマは“共体験に基づく組織文化変革 ”に対するサービス劇場モデルの有効性。
岩内輝雄(いわうち てるお)2004年東京理科大学理学部第一部応用数学科卒業。同年から現在まで総合電機メーカーの公共システム開発部門に勤務。2017年北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士前期課程修了。研究テーマは、社会課題解決のための創発促進。保有資格は、経済産業省 情報処理技術者(プロジェクトマネージャー、情報セキュリティスペシャリスト)など。2016年同大学院大学にて、学生交流を促し学長賞を受賞。
4 新たなビジネスと価値共創リスク
4.1 事業者連携による農業生産支援
4.2 漁業ビジネスの変化とリスク
4.3 高齢者生活支援サービス
4.4 医療サービスの進展とリスク
4.5 離島における低炭素電力サービス
4.6 宅配便サービス
4.7 衛星ビジネス
4.8 ビジネスにおける価値共創リスク
4.9 規制、契約、個人情報リスク
第4章著者
笹本拓也(ささもと たくや)2003年ヤマハ株式会社に入社し、Web サイトの企画・運用、法人向け音響製品やICT 製品の営業・マーケティングに従事。2017年北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士前期課程修了。
田中史朗(たなか ふみあき)1981年3月大阪大学工学部電気工学科卒業。2010年9 月北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士前期課程修了。電機メーカー勤務。社会インフラ向け監視制御システム開発、電機機器エンジニアリング、デジタル家電の組み込みソフトウェア開発のプロジェクトマネジメント、ソフトウェアプロセス改善、シックスシグマの支援業務に従事。情報処理学会、プロジェクトマネジメント学会、PMI 会員。PMP(Project Management Professional)。
和田典子(わだ のりこ)メディトリーナ株式会社 代表取締役。日本女子大学家政学部理学科(物理)卒業後、NEC、DEC を経て、ソニー(株)にてソフトウェア設計改革業務に従事。2013年より高齢者の介護施設運営に携わった後、2016年ウェルネスサービス事業のメディトリーナ株式会社を設立。2015年3月北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士後期課程(知識科学)修了。ISO/SC7WG6 メンバー、山梨英和大学客員研究員。
坂野弘幸(さかの ひろゆき)2011年7月筑波大学大学院ビジネス科学研究科(専門職修士)修了。早稲田大学商学部卒業後、磁気記録装置メーカー、精密機器メーカーの事業企画・商品企画・国内海外営業、海外現地法人勤務等を経て、現在は中小企業の海外進出支援コンサルタント業に従事。ロズウェルインターナショナル代表。北陸先端科学技術大学院大学博士後期課程在籍。
田代洋一郎(たしろ よういちろう)1993年東京電力株式会社に入社。変電所の保守・運転・建設業務に携わり、同社電力技術研究所にてファイバ型電流センサの開発に従事。現在、経営技術戦略研究所にて蓄電池および電気自動車の活用戦略策定、利用技術開発および電力貯蔵システムの国際規格化業務を担務。2013年3月北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士前期課程MOS コース修了。社会インフラのサービス化研究を推進。電気学会会員。
金野浩之(こんの ひろゆき)1991年総合電機メーカーの生産技術研究所に入社。重機メーカーにおける機械本体やサービスパーツのサプライチェーンマネジメント、保守サービスの支援などに関する研究開発に従事。2017年北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士前期課程修了。日本経営システム学会会員。
赤澤 聡(あかざわ さとし)2014年9月北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士前期課程MOT コース修了。1998年東邦大学理学部物理学科卒業後、宇宙開発関連企業にて、官公庁向けシステム開発、各種衛星向け地上システムの設計や日本初の宇宙船「こうのとり」の開発に従事。宇宙を活用した様々なサービスを創出し、宇宙ビジネスを推進。
畑野 元(はたの はじめ)2013年9月北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士前期課程MOS コース修了。1998 年山口大学教育学部総合文化教育課程情報科学教育コース卒業後、IT 企業に従事。情報セキュリティコンサルティング会社、ISO 認証機関で活躍。現在、大手監査法人系コンサルティング会社勤務。CISA(ISACA)、ISMS 主任審査員(JRCA)、ITSMS 審査員補(IRCA)、QMS 審査員補(IRCA)、PCI QSA(PCISSC)、CSA(SAAJ)、情報セキュリティ監査人補(JASA)。
藤谷昌敏(ふじたに まさとし)所属 北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科博士前期課程。法務省入省(国際テロ対策など)、同省退官後、合同会社OFFICE TOYA 創業、同代表、戦略研究学会、科学技術と経済の会、日本不動産学会、日本ロボット工業会などに参加。
5 共創プロセス方法論
5.1 バリューオーガナイザー
5.2 新サービス創出のための価値共創プロセスと方法論
5.3 バリューオーガナイザーの道具としてのシミュレータ:NEXPERIENCE
5.4 バリューオーガナイザーのためのサービス指向要求開発方法論:MUSE
5.5 共創が変革をもたらしたIT化事例
5.6 セキュアIoT環境が可能とする共創型省エネ新サービス
第5章著者
平井千秋(ひらい ちあき)(株)日立製作所 社会イノベーション協創センター 主管研究。1985年東京大学工学部精密機械工学科卒業。1987年東京大学大学院工学研究科精密機械工学専攻修了。同年 (株)日立製作所システム開発研究所入社。2007年北陸先端科学技術大学院にて博士号取得(知識科学)。ソフトウェア生産性、知識管理、サービス工学などの研究に従事。情報処理学会、電気学会、プロジェクトマネジメント学会、サービス学会、各会員。
長岡晴子(ながおか はるこ)(株)日立製作所 社会イノベーション協創センター主任研究員。1992年大阪大学基礎工学部情報工学科卒業。同年(株)日立製作所システム開発研究所入社。現在は、モデリングおよびシミュレーション技術による事業構造評価の研究に従事。電気学会会員、サービス学会理事、システム・ダイナミックス学会会員。
西岡由紀子(にしおか ゆきこ)(株)アクト・コンサルティング執行役員。1977年京都大学大学院数理工学研究科修士課程終了。同年松下電器産業(現パナソニック)入社、数値解析、CADシステムの研究に従事、その後ディジタルコンピュータ(現ワイ・ディ・シー)にてUNIX、データベース、オブジェクト指向技術の導入に携わり、2005年より現職。サービスの視点から IT化のコンサルティング業務に従事。
薮谷 隆(やぶたに たかし)1980年3月北海道大学経済学部経済学科卒業、同年4月(株)日立製作所日立工場資材部入所。同部購買課長、(株)日立総合計画研究所主任研究員、(株)日立製作所日立工場パワエレクトロニクス設計部担当部長、本社電機グループCO2削減・省エネ事業推進センター部長歴任後退社。2009年4月トモソウ・ジャパン(株)代表取締役。電気学会、サービス学会会員、外国人として167番目のドン・コサック称号。
6 新たな分野へのサービス概念の応用と価値共創モデル
6.1 熊本県黒川温泉におけるおもてなしの価値共創モデル
6.2 高齢者の音楽支援サービスにおける価値共創
6.3 サービスの視点で考えるアクティブラーニング
6.4 ケアサービスにおける価値・知識共創モデル
第6章著者
森下俊一郎(もりした しゅんいちろう)1991年3月早稲田大学社会科学部卒業、2006年3月早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程単位取得満期退学、2009年9月早稲田大学より博士(学術)取得。1991年4月日本ヒューレット・パッカード(株)入社、ビジネスプロセスアナリスト、プロジェクトマネージャーなどに従事。2014年4月九州産業大学商学部観光産業学科教員として着任。日本経営システム学会、サービス学会などの会員、PMP。
藤井美樹(ふじい みき)1988年桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ科卒業。2015年北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士前期課程 技術・サービス経営 i-MOSTコース修了、同年、同大学院知識科学研究科博士後期課程 先端知識科学コース入学、現在に至る。高齢者コミュニティ活動と音楽の関わりについての研究に従事。サービス学会などの会員。
根上 明(ねがみ あきら)玉川大学工学部マネジメントサイエンス学科教授。2013 年北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士前期課程修了。2014年、玉川大学工学部マネジメントサイエンス学科準教授。2015年より現職。サービス知識科学研究室を主宰、サービスの視点から経営資源の効果的なマネジメントを研究。
村本徹也(むらもと てつや) 第3章 著者参照
7 新しい情報技術の応用研究
7.1 クラウド環境とIoTがもたらす教育サービス基盤
7.2 若年層におけるコミュニケーションサービス利用意識の変化
7.3 Webから形成されるサービスに対する事前期待の可視化
第7章著者
秋吉政徳(あきよし まさのり)1987年3月京都大学大学院工学研究科数理工学専攻修士課程修了。同年4月三菱電機(株)入社。2005年4月大阪大学大学院情報科学研究科准教授。2012年4月広島工業大学教授。2014年4月神奈川大学教授となり現在に至る。知識情報処理の研究に従事。博士(工学)。電気学会上級会員、IEEE,人工知能学会などの会員。
平松綾子(ひらまつ あやこ)1998年大阪大学大学院工学研究科情報システム工学専攻博士後期課程修了。同年大阪産業大学工学部助手に着任後、講師、准教授を経て、2013年より同大学デザイン工学部情報システム学科教授。情報システム計画およびITS、テキストマイニングに関する研究に従事。博士(工学)。電気学会、IEEE、情報処理学会、システム制御情報学会の会員。
佐賀亮介(さが りょうすけ)2008年大阪府立大学大学院博士後期課程修了。神奈川工科大学情報学部助教、大阪府立大学工学研究科助教を経て現在、大阪府立大学大学院人間社会システム科学研究科准教授兼株式会社ロッケン代表取締役。博士(工学)。電気学会上級会員、情報処理学会、IEEE、人工知能学会等会員。ナレッジマネジメント、情報可視化、サービスサイエンス、データ工学などに従事。
8 おわりに
第8章著者
舩橋誠壽(ふなばし もとひさ)1969年京都大学大学院工学研究科数理工学専攻修士課程修了、同年、(株)日立製作所に入社、中央研究所、システム開発研究所にてシステム制御の研究開発に従事、2010年退社。東京大学大学院数理科学研究科客員教授、京都大学大学院情報学研究科客員教授、国立環境研究所監事、横断型基幹科学技術研究団体連合事務局長等を歴任、現在、北陸先端科学技術大学院大学シニアプロフェッサー。計測自動制御学会名誉会員・フェロー、電気学会終身会員・フェロー、工学博士。
※著者紹介文はいずれも刊行時のものです。
第3世代のサービスイノベーション
小坂満隆/編
第3世代のサービスイノベーション研究会/著
A5判並製・309頁 定価=本体2,800円+税
ISBN978-4-7845-1844-9
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