戦争で殺されるのは、常に無告の民である。
侵略軍として中国に駐屯した日本軍将兵と現地住民との関係、大空襲で焼夷弾の「火の雨」の下を逃げまどった庶民たち。
輻輳する日本人の加害と被害。そのさまざまな記憶が、戦争における国家責任を告発する。
〈1〉「北支」占領その実相の断片 ─日中戦争従軍将兵の遺品と人生から ■田宮昌子/著
〈2〉あの日、火の雨の下にいた 私の横浜空襲 ■加藤修弘/著
「北支」占領その実相の断片 ─日中戦争従軍将兵の遺品と人生から
田宮昌子/著
ISBN978-4-7845-1539-4 2015年6月刊
A5判 352頁 定価=本体3200円+税
あの日、火の雨の下にいた 私の横浜空襲
加藤修弘/著
ISBN978-4-7845-0567-8 2006年12月刊
四六判 263頁 定価=本体2300円+税