| 刊行情報 | 石塚正英/著 フォイエルバッハの社会哲学─他我論を基軸に─ 2020年1月中旬刊 社会評論社

フォイエルバッハ思想の全体像を読み解き、その現代性を問う

四六判上製304頁 定価=2600円+税 ISBN978-4-7845-1576-9


主要目次

〔序〕自然災害と信仰をフォイエルバッハはどう関連付けたか

Ⅰ アフリカ・アメリカ文化との出逢い

第一章 フォイエルバッハとフェティシズム
第二章 中後期フォイエルバッハの物神(Götze)評価──初期フォイエルバッハの汎神論的自然観との関係
第三章 汎神論から他我論への展開──中後期フォイエルバッハ
第四章 マックス・シュティルナーのヘーゲル左派批判

Ⅱ フォイエルバッハの自然信仰論──宗教論三部作の解説

第五章 キリスト教の本質──Götzendienstに備わる善と真
第六章 宗教の本質に関する講演──すべては形像崇拝に発する
第七章 神統記──唯物論が神々の根拠

Ⅲ Sache(事象)とBild(形像)との関係

第八章 フォイエルバッハの現代性──Sache(事象)とBild(形像)との関係をめぐって
第九章 唯物論(materialism)の語原は母(mater)である
第十章 身体論を軸としたフォイエルバッハ思想

Ⅳ フェティシスト・フォイエルバッハの偶像破壊 

第十一章 聖書の神話的解釈とフェティシズム──シュトラウスを論じてフォイエルバッハに及ぶ
第十二章 キリスト教の中の原初的信仰──マルクスを論じてフォイエルバッハにおよぶ
第十三章 フォイエルバッハの唯物論的宗教論──神は儀礼から生まれた 
第十四章 人間の中の神を考える──ルターとの比較
第十五章 フォイエルバッハと日本の古代信仰──遺稿「日本の宗教」の分析
補 章 フェティシュなフォイエルバッハ──フェティシズム論摘要

〔結〕フォイエルバッハ思想の統一的全体像を求めて


いしづかまさひで 東京電機大学教授。『ヘーゲル左派という時代思潮』『学問の使命と知の行動圏域』など哲学・社会思想関係の著書が多数ある。


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