日韓正常化交渉で積み残された請求権と歴史認識の課題を考える論考集
第一部 日韓会談関連外交文書の公開と日韓会談研究の新視点
1 李洋秀 日韓会談文書の開示請求訴訟と在日の法的地位2 金恩貞 日韓会談における北朝鮮要因
3 太田修 日韓財産請求権「経済協力」方式の再考
4 浅野豊美 日韓国交正常化の原点
第二部 日韓国交正常化以後の歴史認識問題
5 長澤裕子 日韓国交正常化後の両国交渉と歴史認識の外交問題化
6 山本興正 梶村秀樹の「日韓体制」批判
7 吉澤文寿 一九八〇年代の日韓歴史認識問題
第三部 「六五年体制」の歴史的空間
8 金崇培 名称の国際政治
9 成田千尋 日韓関係と琉球代表APACL参加問題
10 金鉉洙 在日朝鮮人学生の「祖国」認識に関する小考
編者・吉澤文寿 よしざわふみとし 1969年生まれ。新潟国際情報大学国際学部教授。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。著書『戦後日韓関係 国交正常化交渉をめぐって』(クレイン)『日韓会談1965—戦後日韓関係の原点を検証する—』(高文研)『五〇年目の日韓つながり直し 日韓請求権協定から考える』(社会評論社)など。
吉澤文寿/編著 歴史認識から見た戦後日韓関係(重版 カバー新装)
定価=本体3800円+税 ISBN978-4-7845-1573-8 A5判上製336頁
2020年6月10日刊
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