戦後日本のプロレタリア革命へと邁進した中村丈夫の「評議会共産主義」の理論と実践をめぐる精選論集。多年の労作28篇収載。いま、戦後日本における評議会革命追究の軌跡をみよ。
第Ⅰ部 新左翼革命論への直観
第Ⅱ部 既成社会主義批判と過渡期世界論
第Ⅲ部 評議会共産主義論
第Ⅳ部 マルクス労働理論と労働者評議会
第Ⅴ部 日本共産主義運動の総括と日本国家論
第Ⅵ部 実践的運動に向けて
第Ⅶ部 理論的なる理論へ
中村丈夫成書一覧
中村丈夫 なかむら・たけお
1919年、東京生まれ。1942年、東京帝国大学経済学部を繰り上げ卒業。戦後、日本共産党、社会主義革新運動(政党名)を経て、1967年に社会主義労働者同盟を創設。新左翼八派統一戦線を牽引すべく尽力。1970年より後継組織の理論指導に専念。一時、本州大学(現・長野大学)教授(争議を経て退職)。2007年死去。
著書:『コンドラチエフ 景気変動論』(亜紀書房)、『歴史主義と政治の主体―グラムシ論集―』(自費出版)、『クラウゼヴィッツの洞察―軍事論集―』(彩流社)。死去後の2008年に、後進により『紙碑中村丈夫』(彩流社)が編まれた。
中村丈夫精選論集編纂委員会/編
定価=本体3600円+税 ISBN978-4-7845-1872-2 A5判並製454頁
2020年9月上旬刊
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