「現代性教育研究ジャーナル」120号ブックガイド欄に井上彼方/編 月歩双書02 『社会・からだ・私についてフェミニズムと考える本』掲載(今福貴子氏評)。PDFで閲覧可能です。 https://www.jase.faje.or.jp/jigyo/kyoiku_journal.html
フェミニズムは、社会を問い、制度を問い、人々の価値観を問うてきた。この本では、そんなフェミニズムについて、改めて「からだ」という観点から考える。
セックスワーク、トランスジェンダー、ルッキズム、アスリート、写真や表現、ミソジニー…etc.いくつもの論点や視点を行き来しながら、個人的なものであり社会的なものでもある、私たちの「からだ」の広がりについて考え、そこにいる他者とのつながりをフェミニズムとともに模索する。
第1章
どのような姿勢で社会問題について考えるべきか
尊厳があるかないかではなく、しんどさの意味の平等を(要友紀子)
取るに足らないおしゃべりの中から(鈴木みのり)
♦インタビュー♦誰かを排除しないスポーツ界へ(下山田志帆)
第2章
自分自身を振り返りながら、人との関係性を考える
♦インタビュー♦
モデルとの関係性から考える「表現者としての被写体」(インベカヲリ★)
*往復書簡*
「ルッキズム」とどうやって生きてきたか─なかったことにしないための往復書簡─(依田那美紀・井上彼方)
小説 龍とカナリア(オーガニックゆうき)
編者 井上彼方(いのうえ かなた)SFメディアVG+(バゴプラ)に書評等を掲載。第1回かぐやSFコンテストで審査員を務める。趣味は読書、写真撮影、猫と遊ぶこと。初めて読んだフェミニズムの本はジュディス・バトラーの『ジェンダー・トラブル』。
定価=本体900円+税 ISBN978-4-7845-4146-4 四六判並製160頁
2020年12月刊
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| 刊行情報 | 月歩双書 創刊! テクノロジーと社会思想の間に架け橋をつくり、来たる時代における社会のあり方を提示する。