いわきで培った地域協働体への提言!
生活拠点である地域社会を「地域協働体」へ向けて変革するために。
現代資本主義の特殊な資本蓄積方法が世界大に急展開していることのメダルの裏側において、いま共同体としての国家や家族も崩壊の危機に直面している。
いわばその中間領域にある多様な歴史に彩られた私たちの生活拠点である地域において、存在感を実証できるようなまちづくりへの参加、これこそが期待される政策的当為としての「地域協働体」であろう。(本書より)
第一編 国際関係と平和経済
第一章 共同体と権力
第二章 資本主義発生期の国際関係
第三章 資本主義体制と国際平和 19世紀の世界システム
第四章 戦争と平和の国際関係略史
第五章 民族問題の構造と焦点
第六章 民族問題と国家
第七章 平和経済学の科学とイデオロギー
第二編 地域社会の諸相
第一章 共同体の自己規律としての『論語』
第二章 地域コミュニティと市民的協働
第三章 地域経済研究の意義
第四章 グローバリゼーションと地域
第五章 日本海運の盛衰と港湾
第六章 磐越道開通と地域の課題
第七章 地域経済ウォッチング
第三編 地域に絡めた自分史
第一章 幕藩体制と「内川廻し」水運 利根川河岸成立の必然性
第二章 文学と経済学に絡めた自分史
第三章 先達者を悼む
第四章 地方大学の学長として
第五章 我孫子市の文化行政への提案
第六章 座談会 我孫子の近・現代の変容 市民による歴史研究の課題を探る
第七章 〝乗り鉄〟秋の3日間 四国、関西
A5判並製320ページ 定価=本体2500円+税
ISBN978-4-7845-1879-1
2021年4月下旬刊
石井英朗(いしい・ひでお) 1935年11月生まれ。1958年3月、大阪市立大学経済学部卒業。1968年3月、法政大学大学院(博)満期退学。1973年7月、我孫子市収入役。1976年4月、我孫子市助役(〜1982年9月)。1983年12月、我孫子市議会議員(〜1995年11月)。1991年4月、いわき短期大学教授(〜1995年3月)。1995年4月、東日本国際大学教授(〜2008年3月)。2008年4月、東日本国際大学学長(〜2012年3月)。2012年4月、東日本国際大学名誉教授、東洋思想研究所名誉所長。 〈著書〉『地域と文化の周辺』(1982年)社会評論社、『日本経済と地域変動』(1995年)批評社、『現代の資本主義を読む』(共著、2004年)批評社、『地域という劇空間』(2005年)白順社。
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