あごひげ豊かな和服のおじさんの銅像を見上げるこれまた犬の銅像。ここは徳島県の観光スポット眉山にある公園。眉山にはたぬきを祀る神社があるそうですが、こちらの犬がみあげる人の名はモラエス(ヴェンセスラウ・ジョゼ・デ・ソーザ・モラエス、1854~1929)といいます。
モラエスの生涯に触れることもまた、日本の近代史に関心を持つきっかけになります。そこで今回は、徳島大学で活動されているモラエス研究会をご案内します。ご寄稿下さるのは、写真を送って下さいました徳島大学の宮崎隆義さんです。 “〈徳島大学総合科学部モラエス研究会〉宮崎隆義・寄稿─「外国人」の足跡から近代日本をひもとく手引き(2)” の続きを読む